ある日①
順調にお腹のドレーンも抜けて
おへその抜糸もした
次の目標は何かと医師に尋ねたら
「退院です」と答えた
最終目標だね。
2週間以上も病院にいるとやっぱり
飽きる。
全身シャワーはいつからできるだ
ろうと思いながら、毎日3食が
お米な事にも不満をつのらせる
自分はパンが好き。
今日は何して過ごそう。
おへそ抜糸しました。
軸をのこしてくりぬかれたおへそは、引き寄せてくる上側のお腹に新たな穴を作って縫い合わせてできている。なんでこの形なのか不思議だ。もうガーゼもテープも必要ないのだとか。観察がしやすくなった。
ある日②
入院するとある日突然
食事のリクエスト表が配られる
朝食をパンに変更できる
昼食夜食のおかずも選べたりする表だ
私も希望項目に⚪をつけて看護師に提出をお願いした。が!
変更されてない(+_+)
翌日から適応されるはずなのに
2日経っても変更されていない
朝食だけはパン食に変えた
確実に。
なのに変わってない。
他のメニューは希望を覚えてないのでしょうが無いが、朝食のパンを希望したのは絶対だ。
変わってない。
希望を聞いといて変更されていないとは人を馬鹿にしてるのか!と不機嫌になる
メニューが変更されていないと看護士に訴えて、確認してもらったら、やはり変わっていなかった。
ココで言わなかったら明日もお米が朝食に出ていたと言う事だ。
看護士に変更してもらう。
もし、これで明日変更されていなかったら、「メニューのリクエスト表を取りまとめて変更業務や管理を請け負ってる人は誰ですか?話がしたいので、呼んできてくれ」と言おうと心に決めてモンモンと寝付きの悪い時間を過ごした。
だって、もし入院生活の中で食事が楽しみですって人がいたら、希望を聞いときながら反映されていないなんて気の毒だ。
私は食べたいモノが食べられないと言う事に不機嫌になった訳じゃ無くて、提出したリストはどこ?なぜ変わってないの?と言う作業ミスなのか、事業ミスなのか、その小さなミスが許せなかった。心が狭いな。
文句を言ったり、ワーワー騒いだりはしない。
静かに、独り不機嫌になった。
リクエスト表をだして3日目の朝はパンだった。
面倒な入院患者にならずに済んだ。
ある日③
今日は土曜日
父が来てくれた
洗濯や買い物をお願いした。
本当に豆で辛抱の男である。
父の見送りにエレベーター前まで行って、帰りに本の数は多くはないが、ミステリー小説の割合の多い本棚を物色してみる。
別病棟のおじいちゃんと目が合うと隣のソファに座り話しかけてきた。
元気そうに見えるが入院患者だ。
点滴を連れて、ブラブラ歩いてはおしゃべりを楽しんでいると言う85歳
腸にポリープや肺がんや自律神経失調症やいろいろ辛い経験をしていると言うが、まったくそうは思えないほど、声も張るし顔色もいいし話も上手い。
話し好きと自分で言ってるくらいだ。
政治経済、家族の事など40分くらい話したか、じゃ!と行って去って行った。
また本を探しに行けば会えそうだ(笑)
部屋に戻るといいタイミングで
コーヒーが到着した。
好きなモノをよく知っている。
本日2人目の面会者。
ある日④
今日は当直医の女医さん1人で
傷のチェックに来てくれた。
「全身シャワーは月曜日に担当医に聞いてからにしましょう」と言われた。
歩行器は無しで歩いても良いと許可をもらった。
歩行器無しでトイレに行ってみる
前屈みで歩くので腰が痛い
歩行器あった方が腰は楽だなw
今日は右胸がよく痛む
不安になる
シクシク痛むたびに
新しい胸にそっと手を当て
体温を感じながら
がんばれ~私の体とエールを送る
ある日⑤
ドレーンも抜けて
抜糸もすべてがすんで
飲み薬は復活したタモキシフェンを朝1錠のみ飲むだけ。
本格的に静養期間に入る。
元気だけど、ちょっと不自由な入院患者
身体が自由になればなるだけ更に飽きが来そうだ。
看護師の手も離れて来ているので、看護師との交流が減った。
ちょっとつまらない。
映画と本三昧は続く
映画はAmazon prime videoを利用しています。
ポケットWIFIも持ち込みました。
病院のFreeWIFIはうまくつながらなかったので。
電源確保のため延長コードがあると便利です。