追えば追うほどに量子界の粒は小さくなっていく。小さくなった粒に意味(概念)をつければ、新しい謎が生まれ、理論は完成することはない。
この追いかけっこが真理かと思うよね…
粒と波の両方でひとつ…ならば、場(空間ごと)で感じてしまうほうが人間には理解が早いのでは?と思う理由。
どこまで行くのかな…
刹那に生まれては消える粒子
ダークと言われたり
アップ⬆️、ダウン⬇️とスピン(回転)の向きで呼ばれたり…
どこまで行くのかな…。
野村氏は量子(波と粒の両性質をあわせてひとつ)は量子のままだと説いています。
量子=粒(子)だと考えると脳ミソが不思議がってしまうので、いったん整理したほうがいいと思いますもん。
野村泰紀氏
バークレー理論物理学センター所長
余剰次元、統一理論等の素粒子理論現象論、量子重力理論、マルチバース宇宙論等に幅広い活動
そんな野村氏のX(旧Twitter)への投稿の一部をシェアします。
量子力学の動画の公開後に頂いた質問への回答で、皆様の(さらなる)理解に役立つかもしれないなと思ったものがあったので、質問者の方の了解も得た上で、以下に公開いたします。5つの質問と5つの回答からなるやり取りです。ご興味ある方は読んでみてください。
一部割愛
(質問)
また、一度粒子になった量子はその後ずっと粒子のままですか?
(私の回答)
量子は粒子になったり波になったりするわけではなく、未来永劫ずっと量子のままです。ただこの量子というものが、状況によって(我々が思うところの)粒子として振る舞ったり、波として振る舞ったりするだけです。つまり、粒子とか波とかいうのは我々の想像の産物であり、自然界にそのようなものは本当の意味では存在しません。
波の状態、粒の状態はそれぞれの連続した変化(一コマ:断片)と、変化に応じた運動状態(継続性:パラパラ漫画の様)の名称であり、実体ではない。と言うことですかね…。
(質問)
では、スリットのどちらを通ったか観測した際に、粒子のようなふるまいをするのは何故ですか?これも観測した後は確率的にふるまっているのでしょうか?
(私の回答)
はい。ただその後の確率の分布が観測時の相互作用により乱されて、観測されたスリットの方にピークした分布に変わります。
干渉縞模様がドット(点で分布)するのはなんでか?と言うことですかね。
Wikipediaより
EE Times Japanより
(質問)
発射時の観測後は波のような確率分布になるのに、スリット通過時の観測後は粒子のような振る舞いをする確率分布になるということですよね。
不思議です、、、
発射時の観測後も粒子のような振る舞いをするのなら納得できるのですが、、、、
(私の回答)
スリット通過時の観測の後に、また(その後の軌道上に置いた)二重スリットを通せば、干渉パターンを示します。つまり、観測したからといって電子は「波でもある」事を忘れたわけではありません。
電子は粒子になったり波になったりするのではなく、常に量子なのです。どちらの性質をより顕著に示すのかは単に条件によります。二重スリットを通す事により、波の性質を浮き上がらせているだけです。
(質問)
スリット通過時の観測の後にさらに二重スリットを通した場合のその先のスクリーンに表れる分布(出現確率の分布?)は、
通常の二重スリット実験(発射し、二重スリットを通ってスクリーンで観測)した時の分布と同じになりますか?
(私の回答)
はい、基本的には同じです(最初の発射時とスクリーン通過時で全く同一の観測をしているわけではないので、その分の違いはあります)
https://twitter.com/YasuNomu1/status/1764383762337693830?t=6qHyse4tKTEsrlKE8G8mYw&s=19