腹部の傷口が痛みます。
チクチク チクーン ジリジリ と痛みます。
痛みだすと地味な痛みに「イタイイタイ」と耐えるのみ
しばらくチクーンと痛んだあと、すーっと痛みが消えていく
またしばらくすると、痛みだすの繰り返し。
なんだこれ…。
痛む前に痒みがあった事は前回からお話ししていますが、今も痛痒いです。
傷の治る過程になる事なのかと気にしていなかったけど、痛みが強くなり調べてみた。
「傷口 痛い」ででてきた言葉
ケロイド 肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)
まさにこれ。傷の画像も同じじゃん(;^ω^)
肥厚性瘢痕
何らかの異常で傷の治りが遅くなると、皮膚を作る線維細胞が過剰に産生され、その線維の増生で傷が赤くなり盛り上がります。肥厚性瘢痕の場合は傷を越えて病変が広がることはありません。時にきのこ状に増大することはあります。肥厚性瘢痕はケロイドと違い経過とともに色調は退色し、盛り上がりも徐々に平らになり、柔らかい傷となります。治療も効果が期待され、適切な治療を行うことで治る可能性があります。
傷跡が隆起している、赤くなっているかが肥厚性瘢痕の特徴
隆起すると言ってもぷっくりと丸くできもののように膨らむわけではありません。これは傷跡の形に添って膨らむようになっていますので、例えば切り傷を作った場合はその形に添って細長く浮き出てきます。形はその時の傷跡によって変わるという点にも注意しましょう。抑えるべきポイントは隆起していて赤くなっているかどうかです。
ケロイド
ケロイドの発生は遺伝的な素因があることもあり、アレルギー疾患をもつ人に多いようです。ケロイドの見た目は肥厚性瘢痕に似ているのですが、大きな違いは、傷を越えて正常皮膚まで病変が広がることです。ケロイドは治療効果が期待できない場合が多く、再発、増悪が多いです。しかし、治療により症状の軽減が期待できます。
痛みやかゆみと言った点でも肥厚性瘢痕よりケロイドの方が強いですし、何より自然治癒では回復しません。そして回復しないどころか放置すればケロイドはその範囲を広げていくのです。この違いはしっかりと抑えておくべき違いです。
ケロイドは傷がない、怪我がない場所でも自然に発生する可能性があると言うのも特徴。肥厚性瘢痕はあくまでも傷跡から生じる症状に対して、ケロイドはそういった傷が無くとも発症する可能性がある。
はて?私の場合どっちだろう?
で、
これって普通に治るの?治療がいるの?
そもそも肥厚性瘢痕は傷がすでに治って塞がっているのにも関わらず、まだ足りないと体が勘違いして皮下繊維細胞を過剰に作ってしまう事でできる症状なのです。つまり傷自体はちゃんと治っているのです。その後で人によっては肥厚性瘢痕として隆起してくる可能性があるというだけの話なのです。
そのため肥厚性瘢痕の原因には体質に問題があるのではと考えられていて、ケロイド体質という言葉もあります。
肥厚性瘢痕とケロイドは非常に似ていて、ケロイドの場合は再発性もあるので体質が肥厚性瘢痕の原因になるのではと推測されている事もあります。ただこれだけでは説明がつかない症例もあって、例えばケロイドが再発した事のある人でも、体の場所によっては肥厚性瘢痕ができない事もあるようです。ケロイドは前胸部や背部など上半身の体の中心部分と、耳に発症する事が多いようです。
結論から言えば自然治癒します。しかしながらいくつかの注意点があります。
まず1つは自然治癒の場合は時間がかかるという点です。適切な処置を行ったとしても数ヶ月はかかると言われていますので、自然治癒の場合はそれよりも長くかかる可能性が高いです。人によっては年単位になる事もあるそうです。
2つめは、肥厚性瘢痕とよく似ている症状ケロイドだった場合。こちらは厄介な事に基本的に自然治癒しないどころか、その範囲を拡大するという危険性を持ち合わせているのです。
ケロイドの可能性がある事を考えれば肥厚性瘢痕を自然治癒に任せる事はお勧めできません。
この肥厚性瘢痕とケロイドの判別は非常に難しく、症状が悪化して範囲が広くならない限り分からないのです。肥厚性瘢痕と思われる傷跡を発見した時には早めに処置を行うようにしましょう。自然治癒でも治るからといって安心し過ぎないようにしましょう。
なんと!!(+_+)
なに科に行けばいいのだろう?
皮膚科、形成外科どちらでもよいと言う意見と。形成外科と言う意見とありました。
ケロイドを専門に見ている病院や科もあるようです。
なんでケロイド化したのか?肥厚性瘢痕になったのか?原因が重要になってくるようなので、私の場合は形成手術の痕と言うことで、形成外科で見てもらう方がよさそうです。
ニキビ跡やひっかき傷から肥厚性瘢痕になったとしたら皮膚科と言う感じです。
治療方法
圧迫固定
基本的には外側から圧迫固定方法、圧迫療法が主流。傷や傷痕を圧迫して血流を低下させれば、傷痕の増殖を抑えられると考えられているからです。また、傷痕と周囲の皮膚を固定することで、傷痕に加わる刺激を減らすこともできます。傷痕に加わる刺激は肥厚性瘢痕やケロイドのリスクになるので、傷痕を周囲の皮膚ごと圧迫・固定する治療は有効といえます。圧迫と固定には、シリコンシートやサージカルテープ、包帯、サポーターなどが利用されています。
ステロイド(テープや軟膏)
よく使われるのはステロイドテープです。ステロイドには炎症を抑える働きがあるので、傷痕の増殖のほか、赤みやかゆみなどを抑えられます。ステロイドテープ以外では、ステロイド軟膏を塗り薬として使用することもあります。これらを長期間使用することで、傷痕の盛り上がりを改善できる点が魅力です。ただし、使い方を誤ると皮膚にトラブルを起こすことがあるので、医師の指示に従い使用する必要があります
ステロイド剤以外の塗り薬
ステロイドのほかにも塗り薬は活用されています。目的は、傷痕の炎症を抑えることです。軽い肥厚性瘢痕であれば、塗り薬で治る可能性があります。ケロイドは、塗り薬だけで治すことは難しいとされています。
飲み薬
トラニラストと呼ばれる成分を含む飲み薬が用いられています。アレルギーを抑える飲み薬ですが、傷痕の赤みやかゆみ、増殖も抑えると考えられています。
手術
手術が適応となるケースは、見える場所に目立つ肥厚性瘢痕ができているときや拘縮瘢痕を起こして日常生活に支障が生じている場合などです。リスクが大きいと考えられるので、安易に手術で取り除くことはしません。ただし、縫合方法や術後の治療を工夫することで、肥厚性瘢痕やケロイドを治せるようになってきています。気になる方は、実績が豊富な形成外科などで相談すると良いでしょう。最適な治療法を提案してくれるはずです。また近年注目されているレーザー治療は効果が確かにある分、治療費も結構高くつくようです。
ひえー また手術という言葉が!(◎_◎;)
傷 まとめ
-
傷口はふさがっているのに炎症している状態
- 肥厚性瘢痕の場合自然治癒もあるが、ケロイドとの見分けが難しいので病院へ行 く方が良い
- 基本治療は固定圧迫。刺激を抑えるためにもテープ貼りを継続
次回の形成外科診察日は11月だ
どうしよう(´;ω;`)ウゥゥ
とりあえず傷口をテープで固定圧迫続けます。